ごあいさつ・教育方針
「みんなの命、光輝く、幼稚園」
西南幼稚園は、子どもたちのいのちの輝きを守るために、また保護者の支えとなるために、71年前に開設された幼稚園です。戦後直後で、大人も生活が大変だった時代に、子どもたちの居場所となった教会学校から始まりました。
西南学院に隣接する文教地区は、子どもたちの教育環境としては最適です。
春には遠足、夏にはお泊り保育、秋には運動会、冬にはクリスマス。色々な楽しいプログラムがあります。
幼稚園バスはありませんが、子どもたちと手を繋いで登園する時間は幼児期にとても大切です。
歴史ある防塁の松林を始めとする自然に触れ、さわやかな青空、時に浮かぶ大きな雲を見ながらやって来る子どもたちは、心も体も感性が豊かになっていくことでしょう。
キリスト教保育は、子どもたち一人一人が世の光であり、神さまが創造された世界の中で中心にあるべき存在であることを教えています。西南幼稚園は、ご家庭の愛情の中で育てられた子どもたちを、神さまから預けられた存在として、神さまの恵みと祝福を祈りつつ、それぞれの個性的ないのちとして育まれていくことを見守っていきます。
「私の宝物」
私には宝物がたくさんあります。神様からお預かりしている可愛い子供達、天使のような子供たちは、かけがえのない宝物です。膝に乗ったり、背中に飛びついたり、「おじいちゃん、髪の毛が真っ白ね。なぜなの?」、「お耳が大きくてやわらかいね。」、「お年はいくつになったの?」不思議なおじいさんに興味が尽きないようです。
車のハンドルに、プレゼントされた作品が幾つかぶら下がっています。運転するときのお守りの宝物です。安全運転のお目付け役してくれます。制作物が部屋のあちこちで微笑んでいます。貰ったお手紙がたくさんになりました。字のないお手紙もあります。ママの解説付きの絵もあります。「白金も黄金も玉も何せむに、勝れる宝子にしかめやも」と山上憶良の歌ですが、ご両親にとって、かけがえのない神様の宝物に囲まれている私の毎日は天国です。
また、神様が与えて下さった宝物は、園の先生方です。学校の経営や管理を経験していましたが、西南幼稚園ほど、 自分のからだのように園を大切に思っている先生方はいないと、ただ感謝しています。どの子も大切に可愛がり、抱きしめて、イエス·キリストの愛を実現しています。子供が帰った後、床を遣うように掃除をして、明日の授業の準備をしています。
園の宝物の子供達と先生方、パパやママたちに神様の祝福と守りをと祈る毎日です。
西南幼稚園は「幼な子をキリストヘ」という、西南学院バプテスト教会の熱い祈りの中で建てられた幼稚園です。
子どもたちひとりひとりが、神さまや、まわりの人々に愛され、育まれ、生き生きと育っていくところです。
聖書の御言葉に「イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。」と記されています。
子ども達一人ひとりが、イエス・キリストにならって、心身共に健やかに成長し、神と人とに愛される人間として育つことを願って保育をしています。
子どもは、ご家庭の両親から託された大切な宝です。
それと同時に神さまからおあずかりした、かけがえのないいのちです。
私共は、一人ひとりの子どもとの、入園の出会いの日から、卒園の日まで心を尽くして保育に務めます。
卒園の後もご家庭と同じように卒園児にとっていつまでも心のふるさとでありたいと願います。